はじめてのオリエンテーリング

3日目

前回からおよそひと月あけての新婚旅行第3弾。年明け早々3日間の休みを利用して2泊3日の自転車旅行。1日目の今日は湘南の海をひた走り、箱根の麓をめざす。今回は前回の反省もふまえ、もう少し丁寧に予習することにした。基本は海沿い。なるべく国道はさける。途中でおいしいものを食べ、温泉にも浸かろう。

早起きをして電車に乗り、鎌倉から自転車で走り出したのが8時半。稲村ガ崎を過ぎるとゆく手に鮮やかに富士山がみえた。今日はいい日になりそうだ。江ノ島からは砂浜の脇の遊歩道をランナーたちとともに走る。天気がよくて気持ちがいい。相模川を渡った先には遊歩道がないので、国道近くの細い道を選んで気ままにすすむ。大磯の駅でパンを買ってひと休み。そこから海沿いのバイパス脇にある「太平洋岸自転車道」を走って大磯ロングビーチにたどりつく。さて問題はここからだ。まっすぐないい裏道がないのだ。そのことをあらかじめ知っていたわれわれは、複雑な路地を迷わず走れるよう、ノートにポイントをメモしておいた。

「こゆるぎハイツ入り口」信号左折、道なり、つきあたりを左、すぐのT字路右、T字路(小林ハイツ)左、すぐ右、川沿い・・・

こんな調子でノートを片手に進んでいった。これが思いのほかうまくいき、そしてなおかつ面白い。チェックポイントをつぎつぎと通過していく感じがゲームのようで飽きないのだ。途中何度か戸惑うも、前日に地図上で予習した路地をおおむねたどって走ることができた。この結果と成果に大満足したわれわれは、地図を文字情報にしてメモし、それを片手に走るこの方法を「オリエンテーリング」と名づけ、のちのち活用していくこととなる。このオリエンテーリングのおかげで、騒がしい、どこも代わり映えのしない国道を避け、ほどよい路地をのんびりと走りることができた。そして今日ひとつ目の目的地、小田原のパン屋レロアに到着。近くに住む友人になにかおいしいものはないかと聞いたところ、教えてくれたのがこのレロア。住宅地の一角にある、ひっそりと目立たぬパン屋だ。いくつか買って小田原城で食べてみる。これがとてもおいしい。どれもおいしかったが、なかでも絶品だったのがキャベツパン。水を使わずキャベツを練りこんだ生地のパンはほのかに甘く、おいしい小麦の味がした。

すっかり満足して小田原を後にし、15時ころには箱根湯本に到着。まだ時間はたっぷりある。ここで湯を逃す手はない。われわれが選んだのは平賀敬美術館。入館500円、入浴別途1000円で館内の風呂を貸切で使わせてもらえるという。これがまたいい湯だったこと。冬の日に一日自転車で走ったのだからなおさらか。2人でちょうど程よい広さの、なんとも落ち着く風呂だった。

さああとは、夕ご飯を食べて寝るだけ、とすれば最高だったものを・・・ 安さに引かれて予約した今日の宿には、そこからさらに1時間、曲がりくねった坂道を自転車をおしてようやくたどり着いた。ずでに陽はとっぷりと暮れ、真っ暗なつづら折れの道を二人でしりとりをしながら上った。9.5時間、57.2km。無事、畑宿の民宿に到着。

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