高茂岬の絶景

薄暗いテントで目を醒まし、ジッパーを上げて外をのぞく。広々とした河川敷にまもなく朝日がのぼりそうだ。今日も快晴。空気がすがすがしい。

まずはすっかり恒例の朝食づくり。窪川で手に入れた仁井田米を、須崎の丸共さんにいただいた、たけのこの土佐煮とともに炊き上げる。さっとさしみ醤油で仕上げればシンプルかつ絶品朝ごはんのできあがり。これはほんとにおいしい!

夜明け

すっかり恒例の朝の行事

あまりのおいしさに感動

今日は趣向をかえて車でドライブ。今回日程の都合で泣く泣くコースからはずした土佐清水から足摺岬、宇和島方面を車でぐるっと回ってみようという作戦だ。まずはここ中村の駅前で車を借りて自転車を積みこむ。そして四万十川沿いにきた道を戻り、江川崎のカヌー館へ。明後日ふたたびここから自転車旅をスタートさせるためにここに自転車を置かせてもらうのだ。そしてそのまま明後日の自転車のコースをたどるように愛媛県にむかう。

ちょうどその日のゴール予定地に道の駅があったので偵察がてら寄ってみると、なんとランチバイキングが850円! 毎日キャンプで若干野菜が不足ぎみの我々に、野菜たっぷりのおかずがずらりと並ぶさまはまさに夢のよう。畦地梅太郎記念美術館も味わい深く、ここはお腹も心も大満足の充実した道の駅だ。今までいろいろな道の駅を訪れたがここ「道の駅みま」はとくにお勧め。

どんなに満腹になっても今日は車なのでびゅんびゅん進む。宇和島の町をぬけて次なる目的地は石垣の里、外泊。ここはなんとも不思議な集落で、見上げるほどの石垣が各家々にそびえ立つ。台風や季節風から家や暮らしを守るためということらしいが、これはきっと村じゅう石垣作りの楽しさにどっぷりはまってしまったに違いない。

石垣の集落

宇和海をのぞむ集落

上のほうは石垣だけ

だんだん館のひな壇

だんだん館という憩いの場でこの辺のおすすめの場所を聞くと、気さくで人のよさそうなおばさんが近くの高茂岬を薦めてくれた。おばさんの人柄にさそわれて、ここはひとつ行ってみることにしよう。

宇和海に突き出た半島の先にある高茂岬は、おばさんのいうとおり絶景だった。ほんとは絶景絶景あまり頻発したくないのだが、われわれの旅の、とくに四国の南側はすばらしい景色がもりだくさんで、どうしても使いたくなってしまう。そしてこの誰もいない高茂岬もまちがいなく絶景だ。

すばらしく気持ちのいいこの場所を堪能したくて、足摺岬や土佐清水などこれから周りたかった高知県の西部をすっかりあきらめ、今日はここに泊まることにした。

夕日が海を金色に染めて沈む。岬の先端の灯台が光りだす。海を見下ろす丘のうえが今日の宿。これだからテントの旅はやめられないなあと、すっかり得した気分で寝袋にもぐりこむ。

誰もいない絶景のベンチ

宇和海をのぞむ高茂崎

今日はここに泊まろう

沈む夕日

ランタンの明かりと

カテゴリー: 日本   パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です