ロバに蹴られる

なにやら後ろで小さくうめき声が聞こえると思ったら、ゆうが左腕を押さえ、中腰で痛そうな顔をしていた。

 

「どうした?』 声をかけて近づくと、まさかの答えが返ってきた。『ロバに蹴られた・・・』 蹴られた? たしかに今3頭ほどのロバとすれ違ったし、よくみるとゆうの左腕には蹄らしき半円の痕がくっきり。「痛いけど大丈夫。骨とかは折れてなさそう」いやいやロバと言えど本気で蹴られればただではすまないだろうが、どうやらとりあえず大事にはいたっていないようだ。それにしてもなぜロバはゆうを蹴る? そのとき靴紐を気にしながら後ろを歩いてきたゆうは、大人しく道の脇を行進してきたロバにまったく気がつかず、ロバとすれ違う瞬間に靴紐を結び直そうと屈んだのだ。自分の脇腹ふきんで突然なにかが起こったことに驚いたロバが、瞬間的に足で払おうとしたのではなかろうか。まあロバとしてはとっさの反射でやったことであろう。それにしても腕のすぐ横には顔があったわけだし、その程度ですんでよかった。一歩間違えば異国で大けがをするところだった。動物のそばで急な動きは危険~そういうことを知っていたにもかかわらず、そういう場面に出くわしてしまう場合もあるのだなぁ

 

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